新会長に宮城邦弘氏(東京・ミヤギ)を選出
全文連は10月23日、新型コロナウィルスの感染を避け書面議決方式による「第17回定時社員総会」を開催した。総会では令和元年度事業、同決算、令和2年度事業計画案、同収支予算案、「全文くん」事業計画案・収支予算案などが上程され、全議案原案通り承認された。また任期満了に伴う役員改選が行われ、3期6年会長を務めた森静雄㈱モリイチ会長(東京)が退任し常任相談役に就任。新会長に宮城邦弘㈱ミヤギ社長を選出した。
役員改選では、天野俶明(愛知)、渡邉輝也(東京)、池田文雄(同)副会長、内田勇二郎会計理事(同)が退任し相談役に就任。鈴木康夫理事は今総会をもって退任した。
副会長には新たに原島博理事(東京)、住田宏評議員(愛知)が選出された。成田耕造(青森)、金澤利治(大阪)、石丸忠重(長崎)の各副会長は留任。
また。鈴木和弘監事(千葉)、大塚和男監事(東京)、藤井國男「全文くん」運営委員(同)の3氏が新理事に選出された。富本荘一(北海道)、広瀬洋一(群馬)、藤田治之(茨城)、鈴木眞一郎(東京)、松信裕(神奈川)の各理事は留任。監事には荒井一廣(東京)、奥本祐二(東京)両氏が新たに選出された。
宮城邦弘会長就任挨拶
コロナ禍の大変な環境の中、全文連加盟店の皆様には日々ご苦労が多い事と拝察申し上げます。あらゆる団体が対面での総会を開催できず書面総会を余儀なくされており、全文連も例外ではありません。そのような中で書面議決方式による全文連総会が開催され、会長という大役を仰せつかりました宮城でございます。
私ではこの大役をお引き受けできかねると森会長にお伝え致しましたが、亡き父も皆様には大変お世話になり、業界と経済産業省を通じた国とのつながりを保つためには、是非必要な団体だと諭され、自身の能力を顧みず、お引き受けした次第です。
森会長には会員増強の為にサポート会員制を導入され、BCPソフトきげん君の開発、全文くんの対応、インバウンド向けの包装袋と数々の施策を実行され多くのメーカー、仕入先さまとのコミュニケーションもとりつつ6年もの間ご活躍をされ、誠にお疲れ様でございました。
またこの度の役員改選で長年お勤め頂きました天野副会長、渡邉副会長、池田副会長、内田会計理事、鈴木康夫理事はじめ、退任された役員の皆様には大変お世話になり厚くお礼申し上げます。引き続き常任相談役・相談役にご就任いただいた皆様には、大所高所よりご指導頂きたくお願い申し上げます。
さて加盟店数が減少する中で全文連として今後どのように運営していけば良いのかを考えると、答えは簡単ではありません。国の施策を業界にどう生かしていくか、仕入先各社の皆さまと業界を盛り上げていくにはどうしたら良いか。各県連の代表者、評議員の皆様と意見交換をしながら推進していく所存ですので、奮ってご意見を頂戴できれば幸いです。
まずは団体だからこそできること、そして1社ではできにくい事を考えると、加盟各社の社員の方々への教育が大切だと考えます。実行可能かどうか研究をしつつ、予算も睨みながらデジタルを活用した配信サービス。また海外の業界情報を入手し、加盟店の皆様が取り入れられるようなアイデアの発信をしてゆきたいと思っております。
昨年の総会で石丸副会長から地元企業とのコラボ商品の話をして頂きましたが、まさに商売を継続していくための知恵や実行力が問われる時代です。 各地域の具体的な事例を加盟店の皆様が共有でき、それを実行し、各お店が繁栄していく事が全文連の役割なのでしょう。
引き続き役員としてご就任頂きました皆様、そして新たに副会長・理事・評議員にご就任頂いた皆様にご協力を頂きながら今後の運営をしてゆく所存でございます。皆様の益々のご支援ご協力を宜しくお願い申し上げます。
森静雄会長退任挨拶
この度の全文連第17回定時社員総会において会長を退任し、常任相談役に就任いたしました。
会長としては3期6年を務めさせていただきましたが、文具業界の抱える課題は多く、また1年近く続いているコロナ禍に象徴的な外的要因による環境の変化もおきています。
こうした問題に対し、各組合や会員企業では様々な努力をされていると存じますが、個々に解決することが難しいことも多く、また今後増々増加していくと思われます。
全文連という業界の組織は、社会情勢の変化に我々が対応していく時に、国の施策や援助の窓口としての役割を担っています。これからもこの役割が果たせるよう組織の維持が重要だと考えています。
なお会長在任中は、格別のご懇情を賜り御礼申し上げます。
後任の会長には、宮城邦弘氏に就任いただきましたので、引き続きのご高配を賜りますようお願い申し上げます。
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